やわらかい風がふいたら

ここ最近かわからないし、もしかしたらずっと前からだったかもしれないけれど、私には結婚願望も出産したいという願望もあまりなくて。結婚はずっと一緒にいたいと思える人ができたらしたいし、そのようなひとがいなかったらしなくていいと思ってる。出産はしたくない。ぼや〜って思っていたんだけど、最近読んでいる本、上野千鶴子さんの「女ぎらい ニッポンのミソジニー」内で 

母は、自分の人生を呪っているにもかかわらず、同じような生き方を娘に強制することで娘の憎しみを誘う。娘は母を、「こうはなりたくない」反面教師とするが、母の呪縛を脱するにも、自分以外のだれか(男)の力を借りなければならないことを予期して、自分の人生をあなたまかせにしなければならない無力感におしひしがれる。そしてその男が、理不尽な支配を母にふるっている父とそっくりな男かもしれない予感におびえる。 まったく出口のない堂々巡りである。

うう、まさにこれなんだよね。祖母はかなり祖父に支配的な扱いを受けてて(暴力もあったみたい)お母さんはそれを見ててこうはならないぞと思っていたらしいけど、暴力はないにしろお父さんはヒステリックがひどくて、なりより支配的で。父方の祖父も支配的を具現化したような人間で。堂々巡りなんだよね。しかもお父さんにおいては結婚してから人格が変わったらしい。付き合ってるときはこんな支配的なひとじゃなかったんだって。なにそれ、コワ。だれかの所有物になんかなりたくないし、所有したくない。子供産んでわたしに顔も性格どちらでも似てしまったらほんとうに申し訳なく思うもんなぁ。